メディアの種類には、テレビ、新聞、マネー雑誌、インターネット、専門書籍などがありますが、
メディアによって情報の範囲や質が異なります。
氾濫する情報の中から、投資に役立つ情報をうまく選択していく事が、
良い投資をするために必要となってくるでしょう。
■ テレビ
テレビからは、政治・経済・特定企業についてのトピックスなど、各方面の幅広い情報を得ることが出来ます。
情報の質としては、中立的なものから、アピール度の強いものまでさまざまです。
テレビやラジオでは、今注目されているニュースが優先して放送されるので、
「多くの人が今何に注目しているのか」を知るのに適しています。
テレビで取り上げられる商品やサービスは「既に流行になってしまっているもの」
が放送されます。テレビで放送された情報をもとに投資をしようとしても、
株価が既に相当高くなってしまっている場合が多いので、注意が必要です。
■ 新聞
新聞からは、企業業績や財務体質など、深く突っ込んだ情報を得ることが出来ます。
情報の質としては、中立的なものが多くなります。
時事ネタ一般を扱う新聞と、経済ネタを中心に扱う新聞がありますが、
投資のための情報を得るには、経済ネタを中心に扱う新聞のほうがよいでしょう。
■ マネー雑誌
マネー雑誌では、ファンドマネジャーや投資アナリスト情報などの銘柄診断、
特定業種についての特集など、アピール度の強い情報が多くなります。
テレビと同様、マネー雑誌で注目された銘柄は、既に買い上げられている場合が多いので、
高値掴みをしないよう、注意が必要です。マネー雑誌の情報は、あくまで参考程度にとどめ、
取り上げられた注目銘柄をそのまま買う事は止めたほうがいいでしょう。
■ インターネット
インターネットからは、投資に限らず、幅広い情報が取得できます。
自分が欲しい情報を検索して取得できるため、調べ物があるときに非常に便利です。
他メディアでは得られないような、貴重な情報が得られる場合もあります。
ただ、色々な情報が氾濫しているので、情報の信憑性や取捨選択は、
各自の判断で行わなければなりません。
情報の信憑性を判断する前に、そのサイト自体が信頼できるかどうかを
確認したほうがよいでしょう。
■ 専門書籍
専門書籍には、銘柄選択手法やトレード手法を紹介するもの、
経済統計や財務状況などを記載したものなどがあります。
物事を学ぶ時はマネから始まります。
良い投資家の手法をマネてみることは、非常に良い勉強になります。
投資に関する知識を深めるために、色々な投資書籍を読むことをお勧めします。
専門書籍には投資専門書籍のほかにも、
東洋経済新報社が出版している会社四季報や、
総務省統計局が公開している各種統計データ、
各企業がIR情報として公開している
有価証券報告書などがあるので、
投資の参考にしてみるとよいでしょう。
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